Ludus Coriovalli — AI が復元した古代ローマのボードゲーム
Ludus Coriovalli(ルドゥス・コリオヴァッリ)は、古代ローマ時代に遊ばれていた非対称戦略ボードゲームです。4 匹の猟犬(Canis、カニス)が 2 匹の野兎(Lepus、レプス)を包囲して動けなくすることを目指すゲームで、本サイトではブラウザ上で無料でプレイできます。
1,800 年ぶりに蘇った失われた遊び
このゲームは、ローマ帝国の崩壊とともに何世紀にもわたり人々の記憶から完全に失われ、1,800 年以上の長きにわたり歴史の闇に埋もれていました。2025 年、ベルギーとオランダの研究チームが、オランダのヘールレンで発見された石灰岩に刻まれた摩耗パターンと AI 駆動のシミュレーションを組み合わせることでルールを復元し、学術誌 Antiquity に成果を発表しました。
ゲームの概要
盤面は 19 のノードが線で結ばれた構造をしています。4 匹の猟犬は盤面の上部からスタートし、協力して 2 匹の野兎を追い詰めることを目指します。野兎は中央右付近からスタートし、150 ターン逃げ切るか千日手(同じ盤面が 3 回繰り返される状態)を成立させることで勝利します。
数的優位の猟犬と機動力の野兎。この明確な非対称性が、シンプルなルールにもかかわらず深い戦略性を生み出します。初心者でも数分でルールを覚えられますが、勝つためには盤面全体を読む力と、相手の意図を先読みする洞察力が必要です。
3 つのプレイモード
- 対人戦(PvP) — 同じ端末で 2 人が交互に指す、古典的な対面プレイ形式です。友人や家族と一緒に遊んでください。
- CPU 対戦(PvE、初級) — Alpha-Beta 探索を浅くした優しい AI。ルールを覚えたばかりの方向け。
- CPU 対戦(PvE、中級・上級) — より深い読みを行う AI。本気の戦略が試されます。
マッチモード(2 ラウンド制)
本サイトでは、公平性を担保するため 2 ラウンド制のマッチモードを標準採用しています。ラウンド I で猟犬だったプレイヤーがラウンド II で野兎を担当するため、両プレイヤーが両方の役割を経験できます。最終勝敗は、各プレイヤーが野兎として何ターン生存したかで決まります。
学術的背景
本サイトは、Walter Crist らによる論文「Ludus Coriovalli: using artificial intelligence-driven simulations to identify rules for an ancient board game」(Antiquity 誌、2025 年)に基づいています。ゲームのルールは AI によって数百の候補から絞り込まれた 9 つの構成のうち、石板の物理的な摩耗痕と最も整合した 4 対 2 形式を採用しています。
特徴
- ユーザー登録不要、ダウンロード不要。ブラウザだけで即座にプレイ開始
- 日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)・スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語・フランス語・イタリア語の 10 言語に対応
- 3 段階の難易度の AI 対戦
- 対人戦(同じ端末でのローカル PvP)に対応
- モバイル端末にも最適化された操作
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